
お盆と言えば、提灯を思い出す方も多いと思いますが、実はお盆に飾る提灯の種類には地域によって違いがあります。栃木県北部、主に那須塩原市、那須町、大田原市は住吉提灯と呼ばれる縦長の提灯に家紋や戒名を入れて飾ります。家紋や戒名を入れる由来は、提灯の明かりをめざして帰ってくるご先祖様が迷わないように、提灯に書かれた家紋、戒名を見てここが自分が帰ってくる場所だと確認するためのものと言われています。近年では、綺麗な柄が入った住吉提灯も作られているため、家紋だけ入れる方や何も入れずに提灯に描かれた柄だけのものをお求めになる方も増えていますが、ご先祖様を想い、ぜひ戒名入りの提灯をご用意してあげてください。