栃木県の寺院をみてみましょう。
『全国寺院名鑑』(全日本仏教会寺院名鑑刊行会)によると、栃木県の宗派別の割合は以下の通りです。
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県北部 |
県中部 |
県南部 |
14% |
13% |
11% |
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真言宗 |
30% |
40% |
45% |
曹洞宗 |
25% |
16% |
18% |
臨済宗 |
2% |
2% |
9% |
浄土宗 |
10% |
11% |
6% |
浄土真宗 |
9% |
7% |
2% |
日蓮宗 |
6% |
9% |
5% |
時宗 |
4% |
2% |
4% |
栃木県全体を通して、真言宗、曹洞宗、天台宗の順位はかわりません。この三つの宗派で7割をしめています。
一方、浄土宗・浄土真宗は少なく、栃木県南部では1割もありません。
これは栃木県の特徴的な比率です。
真言宗や曹洞宗は墓石を建てる宗派ですので、比較的に古い墓石が残されています。
調査においては大きな味方になってくれます。
【栃木県那須塩原市(旧黒磯市)、那須町、で多い宗派 】
旧黒磯市、那須町にある寺院は31箇寺。内訳は真言宗智山派10箇寺。高野山真言宗7箇寺。曹洞宗7箇寺。浄土宗、日蓮宗がそれぞれ2箇寺。
浄土真宗、真言宗大覚寺派、天台宗がそれぞれ1箇寺。真言宗が18箇寺と約60%を占めているのが特長と言えるでしょう。
ご本尊様は大日如来、両脇に高野山は不動明王、弘法大師。智山は興教大師、弘法大師をまつる。※お寺によって違いもありますので、詳細芭菩提寺様へご確認ください。